目次
2020/9/9
学⽣優秀賞について
- 領域 5 の細則の説明
- 表彰件数は全ポスター講演数の 5%と学⽣賞応募件数の 20%が⽬安
〇表彰件数について(今回の予定件数 3 件について審議)
- 学⽣賞の倍率(3/12)は少し⾼すぎないか?価値が下がることを懸念している。
→ ⼝頭発表での応募者を考慮すると(3/27 は)それほど⾼い倍率ではない。コロナ禍の状況で応募してくる意気込みのある学⽣をエンカレッジしたいという思いもある。 - 3件ありきの審査で良いのか?
→ 従来は当⽇の審査の直後に授賞式が⾏われるため、授賞件数はあらかじめ決めている(絶対評価か相対評価のどちらにするかという観点では、相対評価になる)。ただし、今回は当⽇の授賞式ができないために審査の後で議論・検討する時間がある。審査結果も踏まえて総合的に判断する。 - 倍率が⾼いことについて、今回は特殊事情が重なっていることを明⽰できるのか?
→ IM 議事録としてこの場の議論がウェブサイトで公開されるが、具体的な審査⽅法や基準の詳細は提⽰されない。
〇オンライン開催に伴う審査⽅法について(コメント機能に加えた zoom の利⽤)
- 今回はこの⽅法で良い(というか仕⽅ない)。
〇ポスター賞限定の告知について(応募者の過半数が⼝頭発表者であったことについて)
- 地道に周知していくしかない
〇⼝頭発表を対象とするかどうか
- 今回の経験を踏まえ、次回(第 76 回年次⼤会)の IM で議論して決める
——–検討材料——–
〇⼝頭(も含める場合)の狙い
- オンライン⼤会だと良い仕事が⼝頭発表に偏る可能性があるので、⼝頭も含めたい
〇ポスター限定のメリット
- 領域9での議論(ポスター限定)
- ⼝頭発表では時間が短すぎて本⼈の寄与率がわかり難い
- ポスター講演で⼗分時間を取って、本⼈としっかり議論したい
- 特に放射光や光電⼦分光の分野は多様な領域で発表するので、⽇程的に審査が困難
- 領域4の実情(⼝頭発表も対象)
- 運営側(運営委員と審査員)の準備がかなり⼤変。
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2021/9/21
学生優秀発表賞の一部変更の提案
提案の主旨説明が副代表 木村 よりなされ、実施の可否および実施する際の方法が議論された。主旨は、年次大会でも何らかの発表賞を設け、発表数の増加を目指す、というもの。(補足:年次大会の発表数が若手奨励賞の受賞者数に影響するため、発表者数を増やしたい。現状では、年次大会では、発表賞を設けている他の領域に学生が流れている可能性がある。)
運営委員および審査員の負担
- 審査員の数をそろえ、振り分ける負担が増える(現在は、ポスター賞の候補者数と同数の審査員を配置している)
- 審査員がセッションをまたいで聞きに行く手間・負担がある
負担の軽減策
- 発表内容やキーワードで区別せず、候補者だけを集めたセッションを作る。少ない審査員で多くの学生を審査できる利点。学生は他分野の人に理解されるような発表を目指す教育的な効果がある
- 審査委員の選定基準を緩和する。例えば、直近 3 年間で審査を担った人を候補から外すなどのルールを緩和
- 審査シートに評価項目を明確に記し、審査の曖昧さが生じない工夫をする。領域 7 では評価する 4 項目があり、それを点数化して採点している。評価基準が明確であれば、ある程度機械的に審査できるようになる
口頭発表賞の設置と運営方法
- 年次大会でポスター賞と口頭賞の両方を実施できる余裕があるか疑わしい
- 学会の開催方法が対面かオンラインかで運営の仕方が変わる。オンラインであれば部屋を移動する負担は比較的小さいと予想される
- 発表が優秀であるかを見極めるために講演時間を延ばした方が良い
今回の結論と方向性
- 年次大会に何らかの発表賞を設けることに反対はなかった
- 口頭発表賞を新設するよりは、運営方法がすでに確立されたポスター賞を次の年次大会で実施して、発表者の確保を早急に進めていきたい
- それと並行して、口頭発表賞の運営の仕方を議論していく
- 年次大会にポスター賞が新設されることを積極的に広報する
2023/9/17
- コロナ前から、ポスター発表の比率が減少しており、学生優秀賞を設立したが応募件数は改善しなかった。
- 学生優秀賞の対象はポスター発表であるが、口頭発表での申請が11件と多かった。注意喚起の徹底を改めて行う必要あり。
2024/3/19
- オンラインの場合にポスター発表がゼロでも、特に気にする必要はないのでは。という意見があった。
- 例えば、オンラインではポスター発表をゼロにして、学生優秀発表賞の審査対象を口頭にするという方針に、領域として変更しても問題ないのではないか。という意見が出された。
- その場合、審査委員の先生の都合を考えて、賞対象者をまとめたセッションをつくるなどの工夫が必要かもしれないとの指摘があった。
- 現状の受賞枠は、ポスター発表の全講演数の 5% 程度または、発表賞への応募件数の 20% 程度となっているが、この基準も柔軟に変更していいのでは。という意見があった。
学生優秀発表賞の審査対象
- 領域5の規則にある審査対象の文章がわかりにくいのではないかという意見が出された(https://www.r5.div.jps.or.jp/student-presentation-award-policy/)。現状:「発表内容,ポスターの見栄え,プレゼンテーション(英語可)」
- 以下に変更するという案に対して、参加者から意見を募り、承認された。
- 変更案: 「1. 発表内容(研究の意義や位置づけ、研究手法・考察の妥当性 等) 2. ポスターの構成(ポスターがわかりやすく構成されているか. 目的, 方法, 結果, 考察,結論が明確に示されているか 等) 3. プレゼンテーション (説明, 質疑応答は的確か. 異分野の研究者にも伝わるか 等)」
- この案で領域代表から本部に変更依頼を提出してもらい、許可を得てからwebを更新することが承認された:参考 https://www.jps.or.jp/activities/awards/gakusei_index.phpの実施要綱の附則(2)
2024/9/17
学生優秀発表賞の審査対象
- 表彰件数に関して、現在の規定「当該大会における領域5全ポスター数の 5%」とされている点に関して他領域との比較と説明が行われた。
- 現状の規定では、ポスター件数が少ないと受賞者数が減り学生のエンカレッ ジができないという課題が説明された。
- その上で、「評点の高い順に応募者の順位を決めていき、順位が応募件数の 20 %(四捨五入)の学生までを受賞とする(ボーダー順位の同点者は受賞 に含める)。」への規定変更が運営委員より提案された。
- また「20%」の妥当性については、すでに 2018 年秋に詳細な議論が行われ 承諾されており、今大会以降もこの議論の結果を踏襲することにしたと説明 が行われた。
- プレミア感が薄れるのではという意見や 2 から 3 人で固定するの ではダメかなど意見があった。また、他領域と比べて比率が高く 領域委員会で規定の修正を求められるのではという懸念に対し て、副代表より規定を確認した限り、その懸念は当たらないとの 回答があった。
- オンラインではポスター発表をゼロにして、学生優秀発表賞の審 査対象を口頭にするという方針に、領域として変更しても問題な いのではないか。という意見が前回同様出された。
- 口頭発表の審査をする場合にどのような審査体制にするかを
考えるために、口頭発表の場合の学生優秀発表賞の他領域で の事例が共有された。事前審査により、口頭発表を認める件 数を絞る領域や、セッションごとに審査員を依頼するなどして 審査負担を減らしている領域がある。
- 口頭発表の審査をする場合にどのような審査体制にするかを
- 議論の結果、現在の規定(「当該大会における領域5全ポスター数の 5%」) を「評点の高い順に応募者の順位を決めていき、順位が応募件数の 20 %(四捨五入)の学生までを受賞とする(ボーダー順位の同点者は受賞に含める)。」に変更することが承認された。