2011年秋季大会 領域5(イオン結晶・光物性)インフォーマルミーティング資料
2011年9月22日17:45〜 富山大学 RB会場
日本物理学会第66回年次大会(新潟大学3月25日〜28日)は、東北地方太平洋沖地震の影響を考慮し、理事会の議を経て「中止」となりました。そのため、第66回年次大会のインフォーマルミーティングでの報告・審議事項は領域5メーリングリストを通じて報告・審議・承認されました。
領域代表 2010年10月〜2011年 9月 中山正昭(阪市大院工)
2011年10月〜2012年 3月 五神真(東大院理)*
領域副代表 2010年10月〜2011年 9月 五神真(東大院理)
2011年10月〜2012年 3月 金光義彦(京大化研)*
*物理学会が「一般社団法人」になり、その体制移行のため、現在の領域代表、領域副代表の任期だけ半年となっています。
領域運営委員
2010年11月〜2011年9月 齋藤智彦(東理大理)、松田一成(京大エネ研)
2011年5月〜2012年3月 米満賢治(分子研)、中嶋誠(東大物性研)
2011年10月〜2012年9月 小田勝(農工大院工)、中島伸夫(広大院理)
1.第66回年次大会が「中止」されたため、2011年10月からの運営委員が改めて紹介されました。
運営委員および領域代表の議論の結果、次期世話人として以下の方々が推薦され、拍手をもって承認されました。
2012年04月〜2013年03月
貴田徳明氏(東大院新領域)、飯田琢也氏(阪府大ナノ科学・材料セ)
現在の領域代表、領域副代表の任期が半年であることに伴い、次期領域副代表が紹介されました。
2012年04月〜2013年03月
腰原伸也氏(東工大院理工)
2.プログラム編成
・ できるだけ最終日を避ける条件でプログラム編成を行った結果、ポスターは1日目午後に実施する結果となりました。
・ シンポジウムは5件(自主企画が2件、領域8、3合同1件、領域3、9合同1件、領域9合同1件)、企画講演は0件となりました。
・ 招待講演は2件(領域9合同1件、領域9、4合同1件)となりました。
(2) ポスターセッション
2004年年会 ポスター講演109件/全講演申し込み数318件 (34.3%)
2004年秋季大会 ポスター講演85件/全講演申し込み数264件 (32.2%)
2005年年会 ポスター講演86件/全講演申し込み数264件 (32.6%)
2005年秋季大会 ポスター講演89件/全講演申し込み数273件 (32.6%)
2006年年会 ポスター講演80件/全講演申し込み数242件 (33.1%)
2006年秋季大会 ポスター講演83件/全講演申し込み数244件 (34.0%)
2007年春季大会 ポスター講演94件/全講演申し込み数255件 (36.8%)
2007年年会 ポスター講演113件/全講演申し込み数301件 (37.5%)
2008年春季大会 ポスター講演81件/全講演申し込み数240件 (33.8%)
2008年秋季大会 ポスター講演99件/全講演申し込み数247件 (40.1%)
2009年年会 ポスター講演80件/全講演申し込み数213件 (37.6%)
2009年秋季大会 ポスター講演103件/全講演申し込み数268件 (38.4%)
2010年年会 ポスター講演102件/全講演申し込み数273件 (37.4%)
2010年秋季大会 ポスター講演 81件/全講演申し込み数258件 (31.4%)
2011年年会* ポスター講演件78件/全講演申し込み数件256件 (30.5%)
2011年秋季大会 ポスター講演件103件/全講演申し込み数件298件 (34.5%)
*大会中止のため質疑応答無し
・ 件数については前回よりは増加となりました。ポスターセッションの比率は「望ましい範囲」と言われる30-35%の範囲に収まっています。
3.キーワード別の申し込み数の推移(カッコ内はポスター件数、Eは英語講演)
|
09年春 |
09年秋 |
10年春 |
10年秋 |
11年春* |
11年秋 |
1. 放射光・真空紫外MCD |
5(1) |
5(2) |
7(2)E1 |
6(0)E1 |
5(1) |
12(4) |
2. 光電子分光・逆光電子 |
23(5) |
26(7) E3 |
23(8)E1 |
29(7)E3 |
21(2)E1 |
26(6)E2 |
3. 軟X線発光・散乱 |
5(1) |
6(6) |
12(6) |
9(5) |
9(3) |
3(2) |
4. 励起子・ポラリトン |
16(6) |
22(10) |
23(13) |
23(10)E1 |
17(8) |
23(8)E1 |
5. 非線形光学 |
6(3) |
14(12) |
9(4)E1 |
13(7) |
9(3) |
14(7) |
6. 超高速現象 |
18(13) |
26(10) |
29(10)E1 |
28(12) |
28(7) |
34(10) |
7. 格子振動・光散乱 |
5(3) |
4(2) |
1(1) |
5(3) |
5(4) |
4(3) |
8. 緩和励起子 |
2(2) |
1(0) |
2(2) |
3(1) |
2(2) |
2(2) |
9. 局在中心 |
5(3) |
5(4) |
4(4) |
7(7) |
2(2) |
5(4) |
10. 光誘起相転移 |
36(14) |
41(8) |
38(12) |
38(8)E1 |
43(7) |
39(9) |
11. 誘電体の光制御・光学応答 |
3(1) |
2(0) |
6(1) |
3(2) |
7(4) |
8(3) |
12. 高密度励起現象 |
15(4) |
17(5) |
9(3) |
9(1) |
13(5)E1 |
12(4) |
13. 表面・薄膜 |
0 |
1(1) |
1(1) |
1(0) |
2(0) |
1(1) |
14. 微粒子・ナノ結晶 |
13(4) |
19(10) |
26(16)E1 |
21(6)E1 |
20(9) |
27(11) |
15. 低次元物質 |
9(6) |
10(7) |
9(5) |
5(2) |
7(6) |
10(6) |
16. 超イオン伝導体 |
18(2) |
20(0) |
24(0)E1 |
21(0)E2 |
26(1)E1 |
23(1) |
17. 超伝導体・強相関系 |
4(1) |
2(1) |
2(1) |
6(1) |
1(0) |
5(0) |
18. フォトニック結晶 |
14(5) |
17(5) E1 |
14(3)E1 |
9(0) |
15(4) |
22(8) |
19. 磁性体・磁性半導体 |
1(0) |
4(1) |
3(0) |
3(1) |
3(1) |
4(0) |
20. 量子井戸・超格子 |
6(2) |
0 |
5(2) |
2(2) |
2(1) |
3(2) |
21. 新物質 |
1(1) |
3(2) |
1(1) |
0 |
1(1) |
1(1) |
22. 顕微・近接場分光 |
5(2) |
10(4) |
5(1) |
9(3) |
11(6) |
11(5) |
23. 新光源・新分光法 |
2(0) |
7(2) E1 |
7(3) |
5(1)E1 |
5(0) |
5(3) |
24. その他 |
1(1) |
0 |
1 |
3(2) |
0 |
4(2)E1 |
プログラム編成に関して:キーワードは、かならず書くこと、そしてできるだけ2つ書くことについて連絡を徹底します。今回も無記入が2件ありました。
4.シンポジウム・招待講演・企画講演および論文賞の提案、推薦、選考
物理学会において「シンポジウム、企画講演、招待講演は、一般講演とは異なり、2011年春の年次大会で講演したものとは扱わない。」ことが決定されました。そのため、前回開催予定のシンポジウム2件が繰り越しで開催されました。
<シンポジウムに関して>
次回、第67回年次大会(2012年3月24日(土)〜3月27日(火)関西学院大学)
シンポジウム・招待講演・特別講演・企画講演募集要項掲載:会誌10月号
物性領域公募締め切り:10月31日(月)
領域5事前締め切り: 10月17日(月)
領域5メーリングリストion-hikariで事前に提案して、議論し、その後、講演予定者も含む計画案を領域代表に領域5事前締め切りまでに提出してください。
・招待講演(または特別講演)・シンポジウムの推薦、提案
<次回>
・「凝縮系における超高速現象とコヒーレント物質制御への展開;光化学反応から相転移まで」(岩井氏)
<招待講演、企画公演の領域内公募に関して>
秋の物理学会では、領域5において、招待講演、企画公演はありませんでしたので優先事項は生じません。以下の2つの方法により推薦を集めます。なお、この2つの方法による推薦は基本的に同列に扱われ、領域5選考委員会にて区別することなくまとめて審議されます。
(1) 公募型:広く一般に招待講演の推薦を募集します。
(2) 座長推薦型:前回の物理学会にて領域5座長を勤めた方々から招待講演にふさわしいと思われる講演を推薦して頂きます。
提案方法の詳細については、領域5webを参照してください。
5. 若手奨励賞受賞記念講演について
物理学会において、以下の決定がなされました。
「春に予定されていた若手奨励賞受賞講演は、2011年秋季大会で行う。」
これを受けて、3件の若手奨励賞受賞講演が開催されました。
尚、若手奨励賞の受賞者に関しては、webで公開されています。
6. キーワード変更の報告
放射光・真空紫外領域で検討していたキーワードの変更は、MLでの議論と周知を経ましたので
2012年年次大会から以下のように変更されます。
・真空紫外・放射光関係第1キーワード
(1) 放射光真空紫外分光・MCD
→放射光・真空紫外・X線吸収分光(MCDを含む)
(2) 光電子分光・逆光電子分光
→そのまま
(3) 軟X線発光・散乱
→ X線発光分光・散乱
7.領域5 webページの改訂
2010年2月に領域webページ(http://div.jps.or.jp/r5/)が大幅リニューアルされました。学会・領域運営委員からの案内を随時掲載しています。研究会・国際会議の案内のページもありますので、掲載希望の場合は領域運営委員(committee_r5@jps.or.jp )までご連絡ください。メール アドレスが変更されていることにご注意ください。
8.メーリングリスト
ion-hikariのMLでは、登録されているアドレス以外のメール投稿ができません。異動等によりアドレスの変わった方は、登録削除を行い、改めて新アドレスを登録されることをお薦めします。
9.各種連絡(学術会議、国際会議など)
・Gordon Research Conference on Ultrafast Phenomena in Cooperative Systems, Galveston, TX, USA, February 19-24, 2012.
・EXCON2012 (International Conference on Excitonic Processes in Condensed Matter, Nanostructured and Molecular Materials), Groningen, The Netherlands, July 1- 6, 2012.
・OTST2013 (International Workshop on Optical Terahertz Science and Technology), 京都(チェアー:京大の田中耕一郎教授および阪大の斗内政吉教授)2013.
・UP2014 (International Conference on Ultrafast Phenomena) , (チェアー:東大の山内薫教授)2014.
*******シンポジウム・招待講演・企画講演に関する規程(2007年3月19日改定)*************
シンポジウム・招待講演・企画講演の公募について
I.シンポジウム提案方法:
(1)提案者は提案原案をメーリングリストion-hikariで公開し,議論を行う。ただし,この段階では講演予定者の氏名は公開しない。
(2)提案者はIMにおいてプロジェクターなどを使って直接提案することもできる。(この場合も(1)の方法で提案を公開する)
(3)提案者は,学会のWEB登録締め切りより前(2週間程度)に設定した領域内締め切までに[今回は10月17日],講演予定者も含む計画案を領域代表に提出する。採否は選考審査委員会の議を経て決定するが,この際計画の変更を求めることがある。
(4)決定後,講演者を確定し,提案者が学会のweb登録[下記参照]を行う。
https://secure1.gakkai-web.net/gakkai/jps/session/index.html
(注釈)
●ion-hikariとIMにおける提案で固有名詞を公開しないのは,選考委員会で講演者の変更や講演数調整などを行う可能性があるからである.ただしIMの議論で必要に応じて口頭で固有名詞を出す事は妨げない。
●IMに出席できなかった人のために,(2)の場合もion-hikariでの公開を求めることにした。
II. 領域5招待講演選考についての取り決め
以下の2つの方法により推薦を集める。なお、この2つの方法による推薦は基本的に同列に扱われ、領域5選考審査委員会(補足3を参考のこと)にて区別することなくまとめて審議される。
1.公募型:広く一般に招待講演の推薦を募集する。
2.座長推薦型:前回の物理学会にて領域5座長を勤めた方々から招待講演にふさわしいと思われる講演を推薦して頂く。もし担当セッションにふさわしいと思われる講演がない場合は推薦の必要はない。
3.上記2つの方法に共通する事項:
(1) 提出する書 は必ずしも物理学会に最終的に提出すべき様式に則る必要はなく、それに準ずるもの(補足1を参考のこと)で構わない。
(2) 推薦された講演が必ずしも最終的な領域5推薦とはならない可能性があるので、推薦者は被推薦者(講演予定者)にあらかじめ了解を取る必要はない。
(3) 締め切りを従来の領域内締め切り(学会締め切りの2週間前)よりも数日早めに設定する。
(4) 集まった推薦は領域5選考審査委員会(以下選考審査委員会)にて優先順位を付けられる。学会プログラム委員会での採択可能な件数を考慮して3〜4件程度を最終的に推薦する。
(5) 選考審査委員会後、推薦者は被推薦者の了解を得た上で正式な提案書を準備し学会に提出する。
補1: 被推薦者の了解をあらかじめ取らない場合、被推薦者の都合により推薦が辞退される場合があり得る。そのような場合は順位の繰り上げを持って対処する。
補2: 「正式な提案書に準ずるもの」について。特に様式は定めないが、
1.講演者氏名および所属、 2.仮の講演題目、3.講演要旨(案)および推薦理由、4.可能であれば関係する出版リストについて記すことにする。
補3: 領域5選考審査委員会は、領域代表と領域副代表に加えて、過去の領域代表、ジャーナル編集委員、学会誌編集委員、世話人経験者他から、領域代表が領域副代表と協議し、分野、地域等のバランスを考慮して依頼した5名程度を加え、7名程度で構成する。
III.企画講演提案法
招待講演に準ずる。